有料老人ホームや特別養護老人ホームなど365日体制で介護を行っている施設には必ず夜勤があります。
昼だけでなく夜も利用者の方のお世話をしなければならないので夜間帯の勤務をするスタッフは必須です。
夜勤の悩みで一番多いのが睡魔に襲われるという事。
大抵の施設は、16時間前後の拘束時間で夜間少人数で利用者の方の世話をしなければなりません。
当然身体も疲れますし、それに伴って徐々に眠気も押し寄せてくるのでそれを戦わなければならないのです。
夜間帯の勤務を減らせば負担も減りますが、夜勤の手当は大きいので給料を多く稼ぎたい方や生活がかかっている方はある程度は夜間帯で働きたいと考えるでしょう。
しかし、このような現状により介護の仕事そのものが嫌になり退職する方は多く、各施設や経営会社は離職率を低くするために様々な対策を出しています。
とはいえ、夜間勤務はデメリットだけではありません。
身体が丈夫なだけでなく朝に弱く夜に強い方なら天職とも言えますし、睡魔対策は短い仮眠をこまめに取る事である程度身体への負担を減らすことができます。
また、夜間帯の勤務だと日中と違い少人数なので他のスタッフと関わる機会も少ないのが特徴です。
コミュニケーションがうまくとれない、なるべく取りたくない方はあえてこの勤務形態をメインに選ぶ事も多くあるのです。
また施設によっては、一定時間ごとの見回りと排泄交換などの仕事以外は自分の時間が多く取れるのもメリットです。
仕事をしっかり行いながら、空いた時間は資格取得などの勉強をすることもできます。
確かに夜勤がきついのは事実ではありますが、前向きに考えればメリットになる点も多いのです。
メリットとなる点をもっと知っておくと意外と向いていると感じる人もいるでしょう。
夜勤のほうがメリットも多く向いていると感じたのならば、介護職の夜勤の詳細についてもっと調べてみてはいかがでしょうか。